Blog@珈琲ブレイク

練習の手を止めてホット一息…。さて、珈琲でも淹れましょう!練習の秘話、作品を通して感じること、演奏会の思い出話…etc.。ピアノ共にある日常の思いを、徒然なるままに…


感謝多謝

遂に読破!!!!

はじめてこの楽書を開いた日から、

何年の月日が流れたのか考えると、

正直、気が遠くなる…

 

当初、宇宙語にしか思えなかった、

この書物の伝えんとする内容を、

朧気ながらにわかるようになったのが、

たった10年ほど前…。

 

以来、外出時は必ず楽譜と共に携帯し、

一字一句漏らさず理解しようと、

書き込みを、具に進めていったけれど、

たった1ページを理解するのに、

一時間も必要なことは珍しくなく、

千里の道にも等しく思えた。

 

“基礎の立て直しにインベンション”

このテーマ―を打ち立てて20年。

学習者のために校訂された、

今は亡き恩師の校訂版を離れて、

原典譜にオリジナル校訂を施し始めたのが、

たしか6~7年前だったかな…?

以後、行く道を照らすカンテラだったのが、

故市田義一郎氏のこの書物だった。

 

残念ながら、

我が師の後を追うように故人となられ、

この世でご縁はなかったけれど、

やっと一人で歩める気がしてきた今、

崇拝と共に、

感謝の念堪えない今日この頃…。

聴力の開眼

悲しい時、

音が良く聴こえる

 

それまで聴こえなかったものが、

突然、聴こえるようになる

 

あんな音で… こんな音で…

 

聴力は、痛みで開眼する

道は開ける!

ショパンエチュード作品10-8、

親指の移行の練習。

ふと思い立ち、

コルトー版を久々に開いてみた。

 

既に表紙の隅に黄ばみのある、

大学時代に買った楽譜。

当時、エチュードの和訳版が出版され、

この楽譜を携えて、

レッスンに行く学生が多かったのを、

懐かしく思い出す。

 

技術的観点に的を絞った完璧な考察と、

練習法のサンプル。

あらためて熟読してみて、

今一度、足元をしっかり意識せよと、

そんなことを示唆された気がする。

 

当時はこれを使いこなす力が、

なかったのだなぁ~という思いと、

やっとここまで来た…という、

相反する二つの思い。

 

まだまだ、道は開ける!

新しい境地

昔使っていた、

ショパン エチュードの楽譜。

 

作品10-4の冒頭に、

レッスンのメモ書き…

“ショパンは立体的に作曲している”

 

何時書き込んだものなのか、

既に記憶はないのだけど、

その当時、

先生が自分に教えたかったことが、

やっとわかる思いで眺める。

 

もしかしたらエチュードに、

新しい境地が開けるかもしれない…

美しき夢…

 

それは、どんなに望んでも、

手に入れることのできない、

永遠の憧れ…

 

境界線の喪失、融合、

刹那と呼ばれるもの…

 

悲哀と歓喜の沸点

痛みを伴う 創造の源泉