Blog@珈琲ブレイク

練習の手を止めてホット一息…。さて、珈琲でも淹れましょう!練習の秘話、作品を通して感じること、演奏会の思い出話…etc.。ピアノ共にある日常の思いを、徒然なるままに綴ります。



アナカプリ

今、猛烈に音にしてみたい曲。

ドビュッシーの「アナカプリの丘」。

在欧中何度も弾いた曲。

 

楽譜に残された、

乱雑な書き込みを眺めていると、

暗中模索の果てに、

縺れて放り出された、

毛糸玉に見えてくる。

 

あのころやりたかったことが、

今なら、少しは上手く、

音にできるのではないかと、

そんな気がして…。

 

行きたかったけど、

行けなかった所の一つカプリ島。

今でも心残り…

 

Debussyの描く、

アナカプリの丘から見下ろす海は、

空よりも明るく青い。

そこには草木を揺らす憧れの風が、

今も心地良く吹いている。

ディナーミックと楽器のサイズ

ディナーミックの観点から、

どうしても、

もうワンランク上の演奏を目指したい。

 

ディナーミックの幅は十分あっても、

中間色の使い方が上手くない!

最近折に触れそんなことを感じ、

バランスを崩す引き金になっている。

 

ここで問題になるのが、

ピアノの大きさ。

ピアニストは、常に、

自宅のピアノでなく、

会場の楽器で演奏しなければならない。

 

ピアノの大きさ(奥行)は、

機種によって非常にまちまちで、

大体…

3系180㎝ 5系195㎝ 6系212㎝

7系225㎝ そして、フルコン280㎝

 

つまり、緻密なプランニングに加え、

迅速な対応能力がないと、

良い音楽は創れない…。

これも経験だよなぁ~~

 

…ということで、

明日は、フルコンを弾きに!

 

言葉と音楽

“詩の朗読に音楽をつける”

そんな作品を自分で書き、

実際に演奏する機会に恵まれた。

 

ただ背景になんとなく、

雰囲気の良い音があるとか、

そんなことではなく、

詩と音楽が一体となり、

一つの作品に聴こえるようなものを創りたくて、

頭を悩ませたことで、

すごく大きな収穫があった気がする。

 

結局、言葉は音楽であり、

音楽は言葉なのだ。

 

両者には、フレーズがあり、

アーティキュレーション(文節)があり、

各フレーズには高揚点がある。

そして、物語の場面設定や起承転結が、

形式を形作る。

 

両者のそれらがピタリとマッチした時、

其々が単体では表現し得ない、

新しい表現の世界が生まれるわけだ。

 

作品が世に出たかどうかは別として、

多くの作曲家が、

生涯のうちに一度は、

オペラの作曲を手がけてる理由が、

なんとなく、わかるような気がする…。