ショパンエチュード作品10-8、
親指の移行の練習。
ふと思い立ち、
コルトー版を久々に開いてみた。
既に表紙の隅に黄ばみのある、
大学時代に買った楽譜。
当時、エチュードの和訳版が出版され、
この楽譜を携えて、
レッスンに行く学生が多かったのを、
懐かしく思い出す。
技術的観点に的を絞った完璧な考察と、
練習法のサンプル。
あらためて熟読してみて、
今一度、足元をしっかり意識せよと、
そんなことを示唆された気がする。
当時はこれを使いこなす力が、
なかったのだなぁ~という思いと、
やっとここまで来た…という、
相反する二つの思い。
まだまだ、道は開ける!