先日、YouTubeで探し物をしていたら、
F.リストのピアノ曲「葬送」を、
パイプオルガンで演奏したものに遭遇。
(゚д゚)オルガンで~???!!! と一瞬絶句!
早速に開いてみたのですが、
これが、相当しっくりくる(*゚v゚*)。
考えてみれば「葬送」は、
作品集 “詩的宗教的なる調べ” の、
第7番に編纂された作品。
リストは晩年宗教の道に入り、
自らオルガンも弾けば、
オルガン作品も残しているわけで、
この曲の背景に、或いは、
オルガンの響きがあったという推察は、
十分に成り立つわけだ…。
ダイナミックな表現に於いて、
倍音の混濁がないオルガンでは、
壮大な響きの中に清潔感が表出される。
そして、
オルガンではもはや必要のない、
ヴィルトゥオージティーは影を潜め、
荘厳な宗教性が最前面に押し出される。
ちなみに、同じオルガニストの演奏で、
リストのピアノソナタ(全曲)が、
リンクされていたので、
そちらも聴いてみたのですが、
こっちの方は、
オルガンで表現するには、
やはり相当難ありという感じで…(^^;)。