永年の課題であるバッハを小休止し、
今年度は取り組みの中心を、
一転ロマン期へ!
バロックにも古典にも存在しない、
ピアノでなければ表現できないもので
溢れている…
それが、ロマン派の作品。
音楽としての喜びの頂点が、
バッハ・ベートヴェンの中にあるなら、
ピアニストならではの喜びは、
やはりショパン・リストの中にこそある。
バッハで学んだことを土台に、
ただ指が速く動くとか、
雰囲気があるとかそういうことでなく、
19世紀末~20世紀初頭の
名人たちのような、
一音一音全に“浪漫”の薫る演奏に、
少しでも近づけたら…と。