ショパンの遺作、
嬰ハ短調ノクターンの終止。
最後の和音は、ピカルディー3で、
cis-moll が、Cis-durに終結して終わる。
この、ペダルによって延引され、
空間に漂う最終和音が、
どういうものか、私の中でいつも、
微妙なグラデーションを描きながら、
Des-durの和音にとって代わる。
何かの先入観なのか…?
理由はわからないのだけれど、
とにかく、私にはそう聴こえる。
清く浄化された魂が、
気づけば、暖かい♭に包まれ、
新しい生命を宿すように…。
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